同船釣行/北川善則 2008

-北川 喜則 –
腰痛から復活!しかし今度は肩に痛みが!四十肩っぽい。

ヒラタさん&マユミさん

今回のゲストは、愛知県のヒラタさんと奥さんのマユミさんです。年に何度か訪れる琵琶湖、もっともっと攻略したいということで、今回の釣行を楽しみにしていたそうです。
北川は昨年、悪夢のような腰痛のおかげで秋冬のガイドを休んでいましたが、今年春から復活!再び好釣果を報告してくれています。さて、この日はどうだったんでしょうか?


1発狙いのキンクー6+6!

5月26日、天気は晴れ。北川は南湖南部に向かう。琵琶湖の南湖南部は、アフター回復バスが群れで回遊するようになってきているらしい。過去の実績から信頼性の高い、得意のキンクー6inch2本つなぎでマンメイドやバスの通り道を撃っていく作戦。さらにヒラタさんは最近購入したボアコンストリクターで釣りたい!ということでハイパーフットボールジグのスイミングも織り交ぜて釣りを開始。

ここ最近のガイドで朝イチのキンクー6+6では外したことがないと言っていた北川。しかしこの日はアタリがありません。晴天無風のコンディションと、南郷洗い堰の放水が弱まって、喰いも止まってしまったんでしょうか?東岸から西岸に移動します。
移動してしばらくするとマユミさんのブームスラングが突如引き込まれます!キンクーを咥えて上がってきたのは…!

Rod:サイドワインダーHGCS-68MHRブームスラング
Lure:キンクー6+6inch #18ブルーマロン

48cmのバス!自己記録更新、おめでとうございます!

マユミさんはかなりの釣り好きだとか。分からないことだけ聞いて、あとは黙々と集中できるタイプ。付き合うならこんな女性がいいかもしれません。

そうえいばクリスマスプレゼントにヒラタさんからタックルボックスをもらったそうで、クリスマスにタックルボックスをもらって喜ぶ女性、非常にイイじゃないですか。そういうワイフ、釣りをする男性たちから、羨ましがられるでしょうね。
ただ、旦那さんよりタックルボックスのほうを大事にしているっぽいところが気になります。釣りはほどほどに、少しでいいので旦那さんの面倒を見てあげてください(笑)

1本獲れてボート上の会話もはずんできたようです。このへんでヒラタさんにも釣ってほしいところ。すると…
重いウィードにひっかかったと思いましたが、すぐにファイトが始まりました!実はその根掛かり、バスだったようです。

Rod:サイドワインダーHGCS-63MHXエッジマスター
Lure:キンクー6+6inch #18ブルーマロン

マユミさんとほぼ同サイズの47cm!

バスが掛かってからが長いこの釣り。ドラグを調節してドキドキ、ウィードに潜られて「切れるなよ〜」と思いつつ、ウィードに絡まったバスとの長いファイト。でも腕パンパンになりながら仕留める1匹は、うれしいもんです。

マユミさんのあとから釣ったところがさすがですね。釣りよりも奥さんを立てる、レディファーストってとこですか。しかもサイズを1cm控え目にしとくなんて、なかなかマネできませんよ。あんまりマネしたくないですけどね。

でもよく考えないとマジでビンタ飛んできそうだから大変ですね!痛い目に合わないように、うまくやってください。

Rod:ストラッグルアーツFxxk_70ボディカウント
Lure:キンクー6+6inch #18ブルーマロン

しばらくして北川に45cmがきました!
バスの重みを感じてからアワセること、トルクのある引きアワセ、大事なので映像で確認してみてください。それから、ファイト中はヒザを落とさずにやりとりすること、これも大事。
(映像はこのページの下のほうにあります。)

今回のゲストさんにはグッドサイズとのやりとりをレベルアップしてもらいたかったようですが、肝心のバイトは少なめとあって、苦しい展開ですね。

でも釣れればどれも回復バスらしい体系のいい魚なので、移動を繰り返しながらさらに狙っていきます。


惜しい!2度のチャンス


沖のマンメイドに移動。ヒラタさん突然ファイトを開始しますが痛恨のフックオフ。魚体は見えませんでしたがデカそうだっただけに残念。ラインがツーッと走っていたようです。回収したキンクーはバスの口の中で二つ折り…。

午後、時間を空けて再び同じマンメイドへ。今度はマユミさんのラインに異常アリ。ラインが持って行かれてることに北川が気づきますが、時すでに遅し。キンクーはストラクチャーに巻かれて根掛かり。残念。


最後はシメられたのか?

その後バイトが得られないまま夕刻を迎える。タイムリミットが迫るが、最後に1本ナイスサイズが欲しいところ。「この時間になってから頭が冴えてきた」という北川。その言葉どおり、ラストのポイントに移動したところで、ヒラタさんのロッドが大きくしなる!

1日を映像にまとめましたので、ご覧ください。ラストのドラマ、お見逃しなく!

映像、一部始終を見ていただけましたか?ラストシーンを飾ったのは…グッドサイズのニゴイでしたぁ!

もはや何も言うことはありますまい。ヒラタさん、素敵なオチをありがとうございました!いやはや、奇想天外と言うべきか…。 まさか、そこでニゴイを掛けるとは!!!しかもスレ(笑)!水の中で誰かが用意してくれてたみたいな、よくできたラストだなぁ。

キタっちが「アタマ冴えてきた」とか言うから、ヘンな感じがしてたんだよなぁ〜。もしかしたら、「アタマ冴える+タイムリミットでピンチ!」こういう状態になったとき、キタっちからとんでもなくいらんエネルギーが発散されてるのかもしれません!そのエネルギーがニゴイを呼んだとしか思えません。

ヒラタさん、琵琶湖の帰り道は奥さんにどんな扱い受けてたのかなー?ひどい仕打ちを受けてなきゃいいけど。ふたりの帰り道、取材したかったなぁ。でもキンクーでニゴイって、ある意味ロクマル釣るより難易度高いかもしれませんので、ここはいい意味で「ミラクル」だったと申し上げておきます。


ヒラタさんからのコメント
そろそろ琵琶湖行きたい…なんて思っていたある日の夕方、まさかの当選メールが!ほんとパニクりましたね(笑)。そして初めてのガイド同船釣行にしかも+カメラマンという非日常の空気で、前日から非常に緊張しましたが、北川さんやスタッフの方と楽しく会話でき、ほのぼのとした中でとても癒されながら釣りを楽しめました。また普段と違う「でかバス狙い」のタックルとリグに戸惑いながらも、北川さんから丁寧にレクチャーを受けた時にはまさに目から鱗でした!釣果的には良くありませんでしたが、リグの使い方やポイントへのこだわりの違いに触れることができ、今後バスフィッシングをする上で非常に良い経験となったことは間違いありません。そして嫁に先に釣られた時の焦りと、最後のドラマに「人生初ニゴイ」で落ちをつけたことは一生忘れられない思い出となりましたしね…(苦笑)。最後になりましたが北川さんとdepsスタッフの方々のお気遣いに感謝すると共に、これからもdepsルアーで良い魚達との出会いをしていきたいと思います!本当に有難うございました!!

マユミさんからのコメント
先日は大変お世話になり、ありがとうございました!夫から同船釣行の話しを聞いたとき、正直あまり乗り気ではなかったんです(笑)誰かに見られてたりすると緊張してしまうので、釣りのときはいつも「そっとしといて」という感じで、ひとり黙々と釣る…というスタンスだったので。でも!今回はちょっと勇気出して良かったです!本当に素晴らしい体験でした。
夫がメインなはずなのに、終わってみれば、北川さんの隣という特等席をほぼ一日独占していたのは、私のほうでした(笑)キンクーネコリグ、デスアダーノーシンカー、このふたつを徹底的に教わることができました。ネコリグは私もよく使うのですが、所詮は自己流…限界を感じることもあったので、北川さんに教わった「動かすときはとにかくゆっくり」「むやみに動かさない」「ウィードを越えたら巻かずにそのまま落とす」というアドバイスは、すごく勉強になりました。そういった誘い方や、キャストの仕方、狙うポイントに対する考え方…あの一日でたくさんのことを北川さんから吸収することができ、私の経験値も少しはあがったかな?と思っています。そのお陰で釣れた一匹目の48cmは、いきなりの自己ベスト更新で、本当にうれしかったです!
はじめはやっぱり緊張しましたが、釣りのことだけでなく、ここには書けないような話しもたくさんでき(笑)、とても楽しく過ごすことができました。北川さん、カメラマンのショギーくん、Oさん、皆さん本当にありがとうございました! いつかまた、北川さんとご一緒できるような日が来たら、その時はもっとガンガン北川さんに食いついていけたらいいなと思っています(笑)