同船釣行/奥村和正2006

このページでは、2006 depsweb members年度末特別企画“奥村和正×ウェブメンバー同船釣行” の模様をレポートします。2007年7月26日木曜日、今回も相変わらず気難しい琵琶湖は、どんなドラマを見せてくれたのでしょうか?

奥村和正
株式会社デプス代表取締役。山中湖のフィールドイベントも盛況に閉幕、10月の池原大会がいまから楽しみ!

トップで攻めつつ、エビモパッチにはフリッピング。

午前5時出船。黒いコブラで訪れた唐崎沖はわりと風が強い。バズジェット、ハイサイダーとルアーをローテーョンする岡部さんだったが、残念ながら反応はナシ。

エビモパッチがある場所ではヘビーカバーフリッピングを行うことに。少し移動して浜大津、1ozテキサスで撃っていく。ルアーはデスアダーホッグ5inch、ノットはシンカーのおさまりがいいダブルクリンチに。

フリップに反応したのは最初の1匹のみ。エレキで浜大津港周辺を流していく。タフっていることは明白、いろいろやってみよう!ということでライトリグも投入。
R.R.ラバージグ+ホッグ3inchを操る奥村にベビーサイズがヒット。ライトリグにがまんできずキャストした草野さんのBカスタムにもくるがバラシ。

その後、南湖南エリアを広域サーチする。ルアーチェンジしながらいろんな場所で探ってみるが沈黙。ディープホールをじっくりやってみることに。


南湖をランガン、狙いを絞り込んでいく

午前10時。朝イチの場所に戻り、再びウィードフリップ。…しかし不発。ビデオカメラが目立ってしまったか、物見遊山で目の前を通り過ぎるバスボートがいたりして、ちょっと集中力を欠く。エンジンのアイドリングや大きな引き波は、マナー違反ですよ!!!

下物に移動。ここで奥村のボックスから取り出されたのはプロトのディープクランク。ゲストさんにもおすそ分け。い~な~。するとかわいいサイズが岡部さんにヒット。草野さんはライトリグで数を追加。

再びディープホール。タイミングを計りつつ、ポイントに入る。ルアーのすり合わせは、できているのか?いないのか?
そして奥村のアドバイスでセレクトした岡部さんのキンクーネコリグにヒット!さきほどのバラシがあるだけに今度は周到にやりとり。惜しくも50cmに届かなかったものの、リベンジ成功!おめでとうございます!

ヒットルアーはキンクー7inch#28スカッパノン。やっぱりキンクーのスカッパノンは強い!もう定番中の定番です。

ここからプチ爆発。岡部さんキンクーネコリグで連発です!今度は落ち着いてました(笑)。すごい勢いでドラグが出ていくのを楽しんじゃう余裕もありましたねぇ。
さきほどの48cmといっしょに記念のフンガー持ち!

同じくキンクーネコリグに持ち替えていた奥村にもグッドサイズがヒット。昼メシのおにぎりを食べている最中のことでした(笑)。
その後じっくり待つ釣りから、巻き物にチェンジ。クランクベイトで探ってみると、こちらにもヒットしてきた。釣り方とタイミングのチョイスが好結果につながる。
ポツリと訪れては遠のくバイト。ここからさらに新たなバイトを求め、ランガンは続きました。


試行錯誤の末、ウィードフリップに賭ける!

この時点で午後3時。ビッグワンはまだ現れない。この日3度目の浜大津に入り、1ozテキサスのヘビーカバーフリッピングを再開。すると草野さんにヒット!ウィードが重く絡み、ロッドが大きく絞り込まれる!

ウィードから引きずり出すことかなわず、ラインを手で手繰り寄せてみるが、残念ながら藻バケ…。釣りの最中、「草野さんがデカイの釣りそうやなぁ。」と予言めいた言葉を奥村が口にしていただけに、悔やまれるバラシ。逃した獲物のサイズが気になります。

しらみつぶしにフリップを行いますが、ホントにバスはいるのか?と疑いたくなるほどの無反応。しかしその沈黙は、奥村が小さなエビモパッチにデスアダーホッグを沈めた瞬間、打ち破られました!

ドムドライバー/FEが、圧倒的パワーでヘビーカバーからバスを引きずり出す。硬いエビモの束にもかかわらず秒殺。そして現われたのは57cmのビッグワン。「奥村:やりとおしたら、やっぱり…出んねん!」

ロッド:サイドワインダーHGC-77XRドムドライバー/FE
リール:アンタレスDC7
ライン:東レ スーパーハードストロング30lb
シンカー:レイン タングステンスリップシンカー1oz
フック:デコイ キロフック#5/0
ルアー:デプス デスアダーホッグ5inch#52グリーンパンプキンチャートリュース

時合いは間違いなく今だとばかりに最後の一投まで渾身のフリップを試みるが、その後は反応ナシ。
夕刻のタイムアップを迎えてしまい、残念ながら終了となった。


岡部さんよりコメント
琵琶湖もバスボートも何もかも初めてで、加えて最近の琵琶湖は厳しいと聞いていたのでマリーナに向かう車の中では不安でいっぱいでした。奥村さんに会うと先ず感動しましたが、次の「初めに言っときますが今日は釣れませんわぁ」という言葉でさらに不安が。スタッフの方にも、釣れなければ来年からこの企画無し!とプレッシャーをかけられ、ただただ苦笑いするだけでした。
そんな中DVDで何度も見た憧れのコブラに乗り湖上に浮かぶと、ついに来たんだとまた感動。しかしすぐにエンジンかからずまたも不安!どうも浮き沈みが激しい船出でした。
40後半クラスの魚をバラしたときは本当に悔しくて、キンクーで48cmを釣ったときはその分相当嬉しかったです。わざわざ琵琶湖のために買ったスカッパノンでしたし。普段のおかっぱりの野池バスとは全然違う引きと、強烈なつっこみを体験できたことは一生忘れないです。
奥村さんとも色々話すことができたし、ウィードフリップやプロトのルアーのことなどたくさんのことを教えてもらいました。見てるだけですべてが勉強でした。
奥村さんが57cm釣るところをまともに見れたし、自分が釣ったサイズもまずまずだし結果的には充分満足です。あのルアー、大事にしますがいわきでは潜りすぎて使いどころが難しそうです(笑)
最後になりましたが、未熟な私たちに時間いっぱいまで付き合ってくれた奥村さん、ロッドの受け取りや宿の予約まで手伝って下さったdepsスタッフさん達に心からお礼を申し上げます。最高の一日でした。ラーメン美味しかったです!ありがとうございました!

草野さんよりコメント
先日は、ありがとうございました。とても勉強になる釣行でした。でかバスの星の下に生まれた男と、自分の違いを痛感しました。“小バスの鬼”の名を返上できるよう、奥村さんの教えを守り、日々修行に励みます。

岡部さん、おつかれさまでした。バズジェットで釣る夢は、次回に持ち越しになっちゃいましたね。草野さん、フリップでのバラシは残念でしたが、またがんばりましょう!これからも福島いわきの釣果報告、楽しみにしてますよ。