2008年4月6日の夜、我々は信じられないほどの巨大バスを目撃することになる! 以前から奥村がルアマガコラムで“日本記録に一番近い男”と称していた栗田氏から、なんと「8キロのバスを釣り上げた」と、とんでもない連絡が入った!奥村から連絡を受けたスタッフは慌ててビデオカメラを手に、現場へ向う車に乗り込んだ。
8キロオーバーのバスは、マリーナに駐停したボートのライブウェルにキープしてあると言う。 そのマリーナはどこか遠くの海外などではなく、いつも釣行を重ね、どこかで目撃談が飛び交い新たな日本記録が出る!と噂をされていた身近な琵琶湖である。 生きた8キロオーバーは、めったに見られるものではない。 本当にそこに8キロオーバーのバスはいるのだろうか、想像もつかない… 未曽有の8キロオーバー… 琵琶湖のマリーナへ向う道中、8キロオーバーが見られると思うと興奮を隠しきれない。 撮影スタッフは必要以上にカメラの準備を行い、気持ちを落ち着かせ対面の時を待った。
琵琶湖に到着し車から降りると、駐停しているボートまで歩いているつもりが足早になる、地に足がついていないようだ。 ボートのライブウェルを間近にし、構えているビデオカメラがブレてしまう、興奮が最高潮になる。 ついに8キロオーバーのバスとの対面である。 …どのように記述したらいいのだろうか。 いつものイベントやロケ取材ならばこんな事にはならない。 構成、構図、ライティングを考えビデオやカメラで撮影するのだが、見苦しさはご了承願いたい。 それくらい、ビデオカメラをまわしているか覚えていない取材は初めてだ。